2018年6月11日月曜日

頭痛の発生原因
2018.06.10

頭痛の発生原因がなんであるかについては諸説があるが、頭の内部の脳における病的現象が原因とするものが多い。そして、この考え方からあたらしい偏頭痛治療薬が開発されている。
最近、米国において Aimovig なる薬が認可されたとNYTが報じている。
以下はそのごく一部の抜粋である。


The first of a new class of drugs to prevent migraines was approved last week. The medication, called Aimovig, reduces the frequency of migraines among those severely afflicted, but the drug rarely prevents these episodes altogether. One expert called it “progress but not a panacea.” Migraine is the most disabling neurological disease in the world among people under age 50, beating epilepsy, strokes and chronic back pain. Yet many who have migraines don’t realize it or ever mention their symptoms to a doctor.
偏頭痛は頭の片側に生じるもの、というのがその定義の一部であるが、厳密に宗だということでもないようである。むしる、発生頻度のおおいもの、持続時間が長いものなど、外面的現象のクラスわけによっている。したがって、閾値をどう考えるか、が名前の違いを生むのであって、原因の記述、定義、真の原因についてはあいまいなままである。したがって、新しい薬についても進歩で春が”万能薬でない”と専門家が述べている。
さて、わたしのような整体治療家の臨床経験からはまったくちがった発生原因を考えている。
職業、生活習慣、好きなスポーツなどで体の特徴が変わっていきます。
四肢、体のかまえ、いつもの動作など、それぞれの理由で体の変形が定着していきます。整体的にいいますと、からだがひずんできます。
ひずみは四肢、体幹におくれて頭部にあらわれます。ひずみが頭に届くまで時間差があるのです。
この時間差の間に起こる頭皮内のテンションパターンの限度を超えたかたよりが神経を刺激して頭痛になります。からだ全体の歪のパターンが時々刻々変化しますので、頭痛のパターン、時間的パターンが変わっていきます。

さて、整体治療では何が起こるのでしょうか。
時間的にもどっていく方向のからだの歪のパターンの変化になります。
しかし、治療は外側から、さわれるところからになりますし、細部が回復して初めてより呼応範囲を同時解放のテクニックが使えるようになります。
ですから、頭痛の原因が肩こりである段階、腰の歪である段階、胸郭のひずみを直していく段階、全身的ゆがみに起因する段階へと変化していきます。
この過程で、筋肉が主因にかんじられ、筋膜が中心と感じられ、皮膚系全体が原因と感じられ、頭そのものの変形が原因、というふうに変化していきます。
段階が進むほど振動、全体的振動、ハウリングを必要とするようになります。
そこで、道具のちがい、使い方のちがいが求められることになります。